地域振興課長 大﨑 聡
教育政策課長 近藤陽子
学校教育課長 門田雄治 文化財室長 道田賢志
1
事務局及び書記
事務局長 皿田利光 主任
谷本育子
1 本日の
会議に付した事件
議案第70号
令和3
年度府中市
一般会計予算(第6号)について
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後4時17分 開会・開議
○
主査(
加納孝彦君) ただいまから
予算特別委員会総務文教分科会を開会いたします。
これより、議事に入ります。
予算特別委員会に付託されました
案件のうち、
議案第70号「
令和3
年度府中市
一般会計補正予算(第6号)について」の件を議題といたします。
補足があれば、
提案者からの
説明を求めます。
豊田総務部長。
○
総務部長(
豊田弘治君)
補足は特にございません。
慎重なる審議をよろしくお願いいたします。
○
主査(
加納孝彦君) これより、
議案第70号中、本
分科会の
審査区分となっている部分に対する
質疑を行います。
質疑は、款または項の
番号順に行います。原則として後戻りはしませんので、よろしくお願いいたします。
なお、
歳入のうち本
分科会の
審査区分となっている
歳出と関連のあるものについては、
歳出のところであわせて
質疑を行っていただくようお願いいたします。
まず、
歳入の16
款財産収入について、
質疑のある方は、順次御
発言を願います。
三藤分科員。
○
分科員(
三藤毅君)
歳入の財産売り払い
収入についてお伺いします。
分
収造林売り払い
収入が1,718万7,000円計上されておりますが、この分
収造林の具体的な
内容と、まだほかにもあるのかどうか教えてください。
○
主査(
加納孝彦君)
近藤教育政策課長。
○
教育政策課長(
近藤陽子君) 分
収造林につきまして、具体的な
内容を御
説明させていただきます。
まず、分
収造林とは、国以外の者、
造林者が
契約によりまして、
国有林に木を植えて一定期間育てまして、成林後、木が
育ち林となった、ここまで約60年を要するのですが、林となった後に分
収木、木を販売し、その
収益を国と
造林者とであらかじめ
契約した一定の割合で分収するという制度です。
分
収造林のうち、
学校分収造林は、
学校が所有するものを含めまして
学校林と言われるもので、
学校が
教育の
一環として
学校林を経営
管理する
活動を通じて、
教育的効果を高めるものですが、戦後は
国土復興運動として推進されたようでございます。
府中市
教育委員会では、荒谷町、木野山町、
久佐町、そして
上下町に3カ所、合わせて6カ所の分
収造林契約に係る
事務を行っております。
市、当時は村ですけれども、市と国とが
契約した年は
昭和25年、
昭和26年でございまして、
契約期間は60年となっております。そして、60年を
経過する
時点、
平成22年になりますけれども、このときに一度
契約期間の
更新を行っております。そして、
平成30年に
販売収益を分収するという希望を国に伝えて
意思表示をしておりました。市の分
収希望を受けまして、国が立ち木の種類や数の
調査を初めとした全ての
事務調査と入札を実施し、このたび
上下町、
久佐町と合わせて2カ所の
学校分収造林の落札が決まったと連絡がございました。分
収木は2カ所合計で9,000本余り、そのほとんどがヒノキでございました。
販売総額は2,148万3,000円でした。これは分
収造林契約に基づきまして、国が2割、
府中市が8割の分
収割合で、2カ所合計1,718万7,000円の売り払い
収入を受け取ったものです。
○
主査(
加納孝彦君) ほかにありませんか。
〔ほかに
質疑する者なし〕
○
主査(
加納孝彦君) なければ、16
款財産収入の
質疑はこれにて終了いたします。
ほかに
歳入の、その他の款で、
質疑はありませんか。
〔
質疑する者なし〕
○
主査(
加納孝彦君) 続いて、
歳出の2
款総務費とこれに関連する
歳入について、
質疑のある方は、順次御
発言を願います。
岡田分科員。
○
分科員(
岡田隆行君) よろしくお願いします。21ページになると思いますけれども、1項の
総務管理費の中、2つ聞かせてください。
1つは、
空き家再生・
活用事業補助金440万円を、そのまま
電源立地地域対策事業補助金に移す
理由等をお知らせください。あわせて、さっきも関連したことを言いましたけれども、
交通安全対策工事費に360万円が充てられております。どのような
工事を想定されているのかという点をお聞かせください。
○
主査(
加納孝彦君)
山田財政課長。
○
財政課長(
山田典央君) 私から、
地域の
魅力発信施設整備支援事業について
お答えをいたします。
本
事業については、当初
予算時には、諸毛町にある
空き家を改修する
事業で想定しておりました。
移住体験をしていただく
施設といたしまして、
空き家・
再生活用補助金を見込んでいたところでございます。
地域におきまして、
事業内容の
具体化を検討される中で、
空き家の
活用ではなく、
集会施設である
本郷農事集会所を改修することに変更されましたので、
空き家・
再生活用補助金ではなく、
電源立地地域対策事業補助金に切りかえたものなので、それにあわせまして、
予算も適正に
組み替えをさせていただいたところでございます。
○
主査(
加納孝彦君)
切原総務課長。
○
総務課長(
切原秀隆君)
交通安全対策工事費について
お答えいたします。
さきの決算のところでも一部
お答えをいたしましたが、これも
生活道や
通学路の交通安全を守るものでございます。今回は
補正、当初
予算で450万円
予算計上がありまして、今回地元からの御要望にお応えして360万円
補正をさせていただくものでございますが、ガードレールで3カ所、
ガードパイプを4カ所、予定をしております。全ての御要望にお応えはできないですけれども、順次、
緊急性、
必要性に応じて整理をさせていただくものでございます。
○
主査(
加納孝彦君) ほかにありませんか。
〔ほかに
質疑する者なし〕
○
主査(
加納孝彦君) なければ、2
款総務費の
質疑はこれにて終了いたします。
続いて、10
款教育費とこれに関連する
歳入について、
質疑のある方は、順次御
発言を願います。
岡田分科員。
○
分科員(
岡田隆行君) 3つほど
質問させてください。
1つは、
教育長人事の
人件費で
退職手当に492万円が充てられております。これは
年度当初からはわかっていなかったのかな、どうなのかなと、その辺も聞きたいことですが、
人件費の
規定では、
退職金の
金額はどのように今算定をされているのかをお聞かせください。
2つ目は、
保険料、
タブレットメーカー保証が1年のみと
説明では聞きました。今後は市として
予算化し、
保護者負担はないのかも
先ほど聞いた、重なってしまいますね。この812万円の
内訳は、どうなっているかについてお聞かせください。
最後、
システム導入業務委託料、これも具体的な
内容を御
説明ください。
○
主査(
加納孝彦君)
真田人事課長。
○
人事課長(
真田祥嗣君) それでは、まず
教育長の
退職手当の件でございますが、
教育長の
退職手当につきましては、
府中市
特別職の
退職手当に関する条例により、
任期ごとに支払われるよう
規定されております。
そのことを考慮いたしますと、当初
予算に含めることができるものではございました。支出が当初からわかっているものにつきましては、当初
予算にて要求するという一般的なルールによる
事務が十分に行えておらず、このたび
補正予算という形で要求させていただくことになりまして、大変申しわけございませんでした。
原因といたしましては、今まで県との
職員の割愛という形が続いておりまして、県に帰られるときには
退職手当は支払わないという
規定もございますので、
任期が
年度途中であったこともございます。そういったことで、十分にわかっていなかったのが原因でございます。
それから
金額につきましては、これ条例の
規定でございますが、
在職期間1年につき
給料月額の100分の250を支給することになっております。
任期3年の満了となりますので、このたび提案をさせていただきました
金額となっております。
○
主査(
加納孝彦君)
門田学校教育課長。
○
学校教育課長(
門田雄治君)
保険料の件について、
お答えさせていただきます。
今後につきましては、市として
予算化し
保護者負担は求めないところでございます。また、
保険料の
内訳ですが、
クロームブック1台につき2,800円の
契約金、これが2,900台分として
予算化をするところでございます。
○
主査(
加納孝彦君)
近藤教育政策課長。
○
教育政策課長(
近藤陽子君) では3番目の御
質問で、
システム導入業務委託料につきまして御
説明させていただきます。この
システム導入委託料には2つの
システムを想定しておりまして、まず
1つ目が、
県費教職員駐車場使用料収納システムが135万3,000円。そしてもう一つが、
学校端末使用料収納システムが151万8,000円。合わせて287万1,000円という
予算を計上しております。
1つ目の
県費教職員駐車場使用料収納システムです。これは市の
職員や
府中市の
学校教職員、市の
関係団体職員等で、
自家用車で通勤する場合には、
駐車場使用料月額1,600円、自転車だと無料、二輪だとまた
金額が変わるのですが、
自家用車の場合には1,600円月額を
徴収しておりまして、このうち
学校教職員の
駐車場使用料として今約190名、
年間360万円を
徴収するための
システムとなります。
現在、
給食費の
徴収とあわせて行っておりますが、
給食システムの
更新を今やっておりまして、それに伴いまして別の
システム構築が必要となったために
補正予算として計上しております。
2つ目の
システムです。
学校端末使用料収納システム、こちらは
GIGAスクール構想により
整備した児童・生徒1人1台の
タブレット端末について、本
年度も4月以降の
使用料を
保護者の
皆様に御負担いただくようお知らせしているところです。
小学校・
義務教育学校前期課程は、1人分につき、
年間5,228円。
中学校義務教育学校後期課程につきましては、
年間6,380円です。今
年度の
端末使用料の
徴収の総額は、2,501台分、1,412万4,000円となっております。今
年度から
端末使用料の
徴収システムの
構築が新たに必要となったために、151万8,000円を計上させていただいているところです。
○
主査(
加納孝彦君) ほかにありませんか。
土井分科員。
○
分科員(
土井基司君)
先ほどの
質問と関連するのですけれども、
経過として
駐車料金の
収納システムを新たにつくるのはわかったんですけれども、今までと同様に
給食費と一緒で
徴収することにならなかったのかどうかという点と、それから
タブレット学校端末の
使用料ですが、これは当初では
徴収するかどうか決まってなかったことで、今回
財源更正が行われていると思うんですけれども、その検討の
経過についての
説明をお願いします。
それから、32ページの
文化財費で
補正を増額されていることについての
経過の
説明と、32ページで
体育施設の
管理で
補正予算が提起されている
経過についてお伺いをいたします。
○
主査(
加納孝彦君)
近藤教育政策課長。
○
教育政策課長(
近藤陽子君) まず初めに、
給食システムと同じではないのかという御
質問をいただきました。そのつもりでいたのですが、
システムの
構築上必要があるということで、
給食システムは現在独立した基盤を利用しておりますが、今回、
給食システムは、
住基系の基盤に合わせまして統合集約される形となります。現在そういった形で
給食システムが独立しておりますので、私たちの作業も
給食費を
徴収するための
システム、
給食センターへ行って、この
県費教職員の
駐車場の
収納事務をやっておりましたが、これからは
住基系のメニューの
1つになるということでございまして、
先ほど決算でも御
質問をいただきましたが、
幼児教育の関係に係るこの
事務処理も、
住基系の
端末でやっておりまして、
端末自体は
教育センターにございますので、
給食センターへわざわざ出かけていかなくてもできるというところが、まず
1つあります。そして、
先ほども言いましたけれども、
給食システムも、
県費教職員駐車場使用料の
システムも、こちらの
学校教育課が担当します
端末使用料も、全て
住基系の
システムとなりますので、同じ
住基系の
システムで統合されるというところで、統一的な運用ができていくのかなとは思っているところです。
○
主査(
加納孝彦君)
門田学校教育課長。
○
学校教育課長(
門田雄治君)
端末使用料の
徴収に関するいきさつ、あるいは
経過について
説明させていただきます。
これまで議会でも御報告をさせていただいておりますけれども、
通信費等については
校内学習用として
校内LAN整備を行い、その
通信費も
市負担としております。また、
校外学習用あわせて
家庭学習用として、全ての児童・生徒が充実した学びが行えるよう、
LTE通信費等を
保護者負担とするものでございます。
令和2年12
月補正予算では、
令和3年1月から3月については、今後の
校外学習や
家庭学習での効果的な
活用方法を
構築していく期間として、市で対応してきたところでございます。4月以降については、
タブレット端末使用料を
保護者の
皆様に御負担いただく
内訳を確定しましたけれども、これが4月になりました。
保護者の
皆様にお伝えしたのは、4月23日。そしてその次、4月27日には
端末使用料の
徴収方法を記載したお手紙をお届けしています。この間、
タブレット端末の
導入が進んでいる全国の自治体との
情報交換などを行わせていただきまして、また、
GIGAスクール構想における
文部科学省とのQ&Aなどを確認するという手続がどうしても必要でございました。その後、
府中市
PTA連合会との
意見交換や協議を踏まえて、
端末使用料の
内訳については4
項目、1つ目は
タブレットドリル代、
2つ目が
Webフィルタリング代、
3つ目が
LTE通信費、
4つ目を
保守費と挙げて
説明したところでございます。これが4月23日になりました。そのように御
説明はしたのですけれども、このうちの
保守費については、1
年間の
メーカー保証があったために、
保護者負担は、1年目は要らないということでございましたけれども、終了する
時点での
端末の
破損状況、これらを見通して、現在のところ、これは
府中市が
保険業者と一括して
保険契約を結ぶ方針を持ったほうがよいと判断しましたので、現在、
保護者負担の
項目から外しております。そうなりますと、今
年度の
端末使用料の
徴収総額は1,412万4,000円となります。これは
クロームブック2,501台
相当分について、
保護者から納付していただく
使用料による
歳入となります。
続いて、
分科員御
質問の
財源更正についても触れますと、
先ほどの
保険料については、
府中市が
保険会社と一括
契約することで、
保護者負担を回避する方法を採用したいと考え、9月議会の
補正予算に812万円を計上しています。
令和3
年度については、
保護者から
徴収する
端末使用料1,412万4,000円をこの
保険料に充て、そこで発生します
差額分を、
小学校費及び
中学校費に
財源更正させていただくよう計上しているところでございます。
○
主査(
加納孝彦君)
道田文化財室長。
○
文化財室長(
道田賢志君)
文化財業務に関する
経費として、このたび531万8,000円の
補正予算を計上しております。
経過としましては、このうち
消耗品費23万1,000円、
出土遺物の
保存処理業務委託料として10万円、
重機賃借料143万6,000円、
原材料費として3万3,000円の計180万円については、4月から8月上旬まで実施しました
古代山陽道八反田地区、こちらは
JR府中駅の南側の
岡田木材跡地における
確認発掘調査において
経費がかさんだため、今後行う
開発対応の
試掘調査経費が不足することになりまして、それを補うものでございます。また、
測量業務委託料としまして351万8,000円を計上してございます。こちらにつきましては、
国史跡備後国府跡金龍寺東地区におきまして、
史跡整備に向けた都市の
公有地に係る測量と
用地補償調査の
費用の
不足分がこのたび判明したため、これを追加で計上するものでございます。
○
主査(
加納孝彦君) 大
﨑地域振興課長。
○
地域振興課長(大﨑聡君) 私からは、
体育施設管理経費について御
説明いたします。
この
経費についてなんですけれども、
久佐スポーツグラウンド体育館、それから
協和スポーツグラウンド体育館の
修繕費となります。
久佐スポーツグラウンド体育館につきましては、
雨漏りが確認されたため、
必要箇所について補修するものでございます。また、
協和スポーツグラウンド体育館につきましても、
経年劣化によりまして屋根にさびが散見しておりまして、このままでは
雨漏りなどが予見されるため、
必要箇所について補修するものでございます。両
施設とも
避難所であるため、迅速に対応する必要があると考え、
補正予算に計上したものでございます。
○
主査(
加納孝彦君) ほかにありませんか。
〔ほかに
質疑する者なし〕
○
主査(
加納孝彦君) なければ、10
款教育費の
質疑はこれにて終了いたします。
続いて、13
款諸支出金とこれに関連する
歳入について、
質疑のある方は、順次御
発言を願います。
岡田分科員。
○
分科員(
岡田隆行君) 33ページになりますが、
財産収入、これは具体的な
財源は何なのかを御
説明ください。
○
主査(
加納孝彦君)
近藤教育政策課長。
○
教育政策課長(
近藤陽子君) この
財産収入、具体的な
財源は、
先ほど歳入のところで
財産収入でも御
説明したところにはなるのですけれども、分
収造林売り払い
収入として1,718万7,000円となっております。
○
主査(
加納孝彦君) ほかにありませんか。
土井分科員。
○
分科員(
土井基司君) この分
収造林の
費用、以前は
村ごとに、それぞれの
学校のためにこの
事業を立ち上げた
経過からいくと、できれば各
学校の
費用にしたらいいのではないかと思うんですけれども、この
基金はもともと統廃合の
学校施設を売ったりしたときの
費用を
積み立てることで
基金がつくられたわけですけれども、この
基金の中にこの
収入を入れる、その理由についてお聞かせください。
○
主査(
加納孝彦君)
近藤教育政策課長。
○
教育政策課長(
近藤陽子君)
基金への
積み立てについてです。
基金へ
積み立てるのは、
先ほども答弁申しました
歳入補正予算に計上している
学校分収造林売り払い
収入です。この
目的としましては、
学校が
教育の
一環として
学校林を経営
管理する
活動を通じて、
教育的効果を高めるものとなっておりまして、
学校での
教育活動に資するものに使っていくのが
目的に沿うものと考えております。そして、
基金への
積み立ては必須ではございませんけれども、売り払いが決まりまして分
収益を受領したのが8月末であることから、
目的にふさわしい使途を検討するためにも、今回
基金へ
積み立てようとするものでございます。
○
主査(
加納孝彦君) ほかにありませんか。
〔ほかに
質疑する者なし〕
○
主査(
加納孝彦君) なければ、13
款諸支出金の
質疑はこれにて終了いたします。
次に、
地方債の
補正について、
質疑のある方は、順次御
発言を願います。
岡田分科員。
○
分科員(
岡田隆行君) 基本的なことをお伺いいたします。